一からやり直した

2015年12月03日


今、私が住んでいる家は、8年前に新築したのだが、
竣工直後、初めて、義父、義母、義姉が、来訪色斑した時のことをふと思い出した。


家を建て替えるにあたり、私は各社のプレゼンテーションを受けた。
数々の設計図の中から厳選したものを選び、業者を絞り込んだが、
後に業者が変わったりして、時間やお金も無駄になったり、紆余曲折もあった。
設計図の手直しも度々重ね、
床の高低や棚の深さ、高低、ありとあHKUE 呃人らゆる設計を一つ一つ、細かく詰めていった。
トイレや、洗面所、お風呂などの水周り機器、
エアコン、室内乾燥機、床暖房などの空調設備、どれもこれも全て、決めた。

インテリアも、そう。
全ての内装を、一つ一つ、丹念に選んで決めた。
壁紙、照明、天井、カーテン、造作家具、システムキッチン????
カーテンや壁紙は、特に時間がかかった。
質感、色、柄、ティスト、家具とのバランス、???
コンセプトが揺らいだり、またり???
私の度重なる変更や、優柔不断ぶりに、
キレることなくお付き合いしてくれたインculturelle 香港テリアコーデネーターN女史、
その根気強さ、忍耐強さには、敬服、感謝しても余りある。


家が完成した当日、想い、構想が具体的なカタチとなった家を見て、
平面が立体化した感激、夢とも現実ともつかない感覚、大きな感動を味わった。
その日の夜は、
めらめらと湧きあがる熱い何かが、気炎となって立ち上がるような、そんな夢を見た。
色で言えば、濃いオーク、マホガニー色、豊潤なワイン色。
持っている全辞書をフル稼働しても表現しきれないぐらい、とにかく、感動した。


まあ、そういういきさつで、家は出来たのだが、
私も平日は仕事があったので、まだ荷物もちゃんと納まっていない状態だった。
義父は重い病気だったこともあり、
生きているうちに、一日も早く完成した家を見たい、という強い要望があったため、
荷解きしていない荷物を一部屋に集め、天井近く積んだままの状態で、お呼びした。

義父の第一声「いい家や???」
義母の第一声「このトイレ、白くないから健康状態がチェックできないね。
玄関に入るまでの、この階段、とても危ないわ」
義姉の第一声「???(忘れました???ごめんなさい)」

義父は、建築費を聞いて、びっくりしていた。
彼が想像していたより、はるかに高かったからだ。
そして、義母のご指摘のトイレだが、色は、グリーン。
壁紙も手洗いも、すべて、白を基調にグリーンでアクセントをつけて統一し、
照明も、花と葉っぱのついたものを選び、
床は、色を抑え気味にグレーの素焼きタイルを用い、ちょっと趣のあるものにした。

価値観の違い、好みの違い、というのは、こういうところに如実に現れる。
現実主義、加齢による健康志向、ふところ具合(経済的主導権の有無)、
かたや、夢いっぱいの、ふわふわ嗜好、非現実志向。まだ、若いから、そうなってしまう。

とにかく、こうも違うものだと驚いたが、私が住む家なので、なんと言われようが関係ないのだが、
今もトイレに行くと、時々、義母の言葉を思い出す。

ちなみに、吟味に吟味を重ねた、2階の寝室のファブリック(カーテン、ベッドカバー)は、
新築お披露目の時に、ご近所M女史に、
「わぁ、ラブホ(=ラブホテルのこと)みたい~」と言われた。
カーテンとお揃いのベッドカバーは、清水の舞台から飛び降りたつもりで、
高かったが、決めたものだった。



Posted by やそれでは at 17:40│Comments(0)
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