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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

あえず十分というこ

2016年06月28日



「イケメン」、最初に聞いた頃、「行け行け男」のことだと思っていた。なんのことなの? 半分眠っているような状態でいると、くだらない連想。イケメン=池で溺れている男、畏敬する男、ラーメンの一種、いけ好かない奴、胃痙攣の男、そして馬鹿のことをジャズメンという。邪頭面と書く。「アラフォー」もなんのことか分からなかった。あら? もう、四十なのぉという意味のように聞こえた。アラサーは粗さと聞こえる。アラフィフ、アラシー、アラセブ、アラエイ、アラナイ、アラハン、高齢化社会だからどこまで行くのかSCOTT 咖啡機しら? 五十六歳がじいちゃんなのか若いのか? 分からない。ソニーロリンズが昨日で八十五歳。

今朝、早朝五時ぐらいに高速十五号を走っていた。パリが近付いてくる。クリシーの手前に
セーヌを渡る大きな橋。ゆっくりと左にカーブしている。この橋の上からパリの街が映画の書割のように見える。こんなプラモデルみたいなとこに二百万人以上が犇いているのだなぁーとか、五時だというのに、もう、結構な車が走っている。なんか金鉱に群がるシロアリみてぇーだな。俺もその推拿一匹かよぉーとか、ライトアップされたパリが廃墟に見えたり、巨大な墓地に見えたり、車を運転しながら思索と脳内詩作。

ずっと、ジャズの専用局を聴いている。いろいろなピアニストの曲を聴く。当たり前だけれど、この一流どころばかりなのだけれど、皆、全然違う。技巧派、そんなに上手くないけれどソウルで聴かせる人、格好いい和音を連発する人、諸々の諸々。技巧が先走っている系は、やはり、自信と自意識とプライドがむんむんしていて、やや、うざい。それと、私はモード系、つまり、マイルスデイビス系列、ないしフリージャズ、こちらはジョンコルトレーン、この二つがやはり好きであることが自分で分かった。まあ、マイルスは別格だ。あの哀愁のあるトラン
ペットは彼にしか出来ない。超絶技巧派ではないけれど、素晴らしいの一言。コルトレーンは初期の頃は、あんま良くない。ぎこちないし、今一つ自分の音になっていない。しRF射頻かし、ある一線を越えた後の彼の演奏は超絶的である。技術的以上に、そのエモーションは圧倒的。それから、初期の頃のビルエバンスはやはりモダンジャズピアノの原型。ハービーハンコックはブルーノート系の最高峰。キースジャレットは自信自己顕示プライドの塊ではあるけれど、彼の技術以上に、そのスピードとスイング感はダントツ。結局、自分のピアノがなんなのか良く分かるのである。私は、彼らのいいところを摘み食いしつつ、イサオ節を構築してきたことが分かる。技術レベルは比較対象にならないぐらいに低いけれど、明らかにイサオ節というものがある。まあ、とりとにしよう。それと、なんか、私は「メロディーラインを残したフリージャズおよびなんとなくお笑いの要素を含んだ演奏および存在感」、おっ、癒し系フ
リージャズ?昔、わだひろしとマヒナスターズというバンドがあった。「マヒナ」、ミュージッシャン用語。=「暇な」である。私のブロ愚に長期に渡りお付き合い頂いている希少、貴重、世界指定絶滅寸前読者様方は、すでにイサオ節に脳を犯されているからピンときちゃうのだ。ミュージッシャン用語=和音の転回形の日本語版。
  


Posted by やそれでは at 17:36Comments(0)

まこの浜辺にや

2016年06月22日




 僕は辺りに何か首吊りに便利な紐が落ちてないかな、と必死に捜していた。でも僕の目に映るのは濡れた石ころや漂流した木の枝ばかりだった。


 お母さん、お父さん、ごめんなさい、と僕は心のなかで泣いていた。僕は心のなかで激しく泣いていた。

 僕は心のなかで激しい罪悪感と戦っていた。僕はロープのようなもの延缓衰老を捜しながら浜辺を歩いていた。でもどうせ落ちてないと思っていた。僕の胸のなかはそして激しく燃えていた。

 炎のなかを激しく燃えていた。僕は燃えるように歩いていた。燃え上がってこのまま消えてしまいたかった。

 砂のなかにも埋もれてしまいたかった。このまま僕は消えてゆき、大空のなかにも溶けてゆきたいと思った。

 このまま僕は青い空のなかに、少年時代の思い出を胸にして消えてゆきたい

 苦しみから逃れ、消えてゆこう

 僕はそうしてさくさくと浜辺を歩き続けた。

 すると涙のような雨が降ってきた。父と母の涙のような雨だった。ああ肌膚老化僕は死ぬのだろうかと思って悲しくて悲しくてたまらなくなってきた。

 朝、ここに着たばかりのときはまだ夜明けで今日は雨が降るとは思ってなかったのに——今日は晴れるとばかり思っていたのに——と思って僕は悲しくてたまらなくなってきた。でも死ぬための帯は見つからなくて僕はうずくまって砂を見ていた。小さな小さな砂のひとかけらが僕のようだった。


 今朝、明るいとばかり思っていた空は僕の幻覚だったのだろうか。空は青く、しかし暗く澱んでいた。なぜこんなに澱んでいるのだろうかと僕はとても不安だった。

 頬に手をあて何かの恐怖と戦っている自分の姿が見えるようだった。僕を押さえつけるあてのない恐怖。不思議な恐怖。波の音とともに僕の心を揺るがす恐怖。

 僕は海のなかに魚となってこのまま

僕は今日も朝4時ごろ目が醒めてそしてそれから眠れ日常肌膚護理ずぼんやりした頭のまってきた。今日は風が強く今にも雨が降り出しそうな天気だ。でも僕は昨日買ったヘルメットで元気にアルバイトに出ていこうと思っている。  


Posted by やそれでは at 12:59Comments(0)

ったんじゃないか

2016年06月17日

「大寺院に行って帰ってきたってやつを一人でも知ってるか」
 やや離れたあたりで鋭い笛の音がした。
「スルケルだ」とティマク。「移動の時間らしい。く癇《かん》に障るってこと、あいつは気がついてるのかね」


「ほかにどうしようもないのさ。しゃべるほうはまだ覚行こう」
「何を話してたんです。何者ですか」クリクが尋ねた。
「一種の警邏《けいら》隊らしいな」
「われわれを探してるんですか。マーテルがどうにかして手を打ったんでしょうか」
「そうではないようだ。二人の話からすると、応召していな瑪沙 去斑聚光槍い者がいないか見回っているらしい。全員を集めて、出発しよう」
 一行が騎乗するとカルテンが尋ねた。
「どんな話をしてたんだ」
「文句を言ってた」とスパーホーク。「兵隊というのはどこの世界でも変わらないものだな。恐ろしげな話を剥《は》ぎ取ってしまえば、ゼモック人も結局はわれわれと大して違ってるわけじゃないってことらしい」
「アザシュを信仰している者たちです。それだけで怪物ですよ」ベヴィエがかたくなに言い張る。
「そうじゃない、アザシュを恐れているんだ。恐怖と信仰は同じとは言えないだろう。ゼモック人を根絶やしにする必要はないように思えるな。狂信者と一部のエリートを一掃すれば――アザシュとオサはもちろんだが。それ以外の一般人には、エレネ人の神でもスティリクム人の神でも、好きなほうを選んでもらえばいい」
 ベヴィエはなお頑固に反論した。
「あれは危険な民ですよ、スパーホーク。エレネ人とスティリクム人の雑婚は、神の目には忌まわしいものと映っているのです」
 スパーホークはため息をついた。ベヴィエはがちがちの保守主義者で、議論をしても得るところはなさそうだった。
「まあ、どうするかは戦争のあとで決めればいいことだ。今は先を急こう。周囲に気を配っておく必要はあるが、そう神経質にならなくても大丈夫そうだ」
 一行は馬を駆って渓谷の坂道を上り、そこここに木立の点在する高原に出た。雨は降りつづいており、東へ進むにつれてそこに混じる湿った大きな雪片はますます瑪沙 射頻瘦面槍多くなった。その夜は唐檜《とうひ》の木立の中で野営したが、濡れた枯れ枝の焚き火は小さく、元気がなかった。翌朝目を覚ますと、高原には重く湿った雪が三インチばかり積もっていた。
「このあたりで決断すべきですね、スパーホーク」クリクが降りやまない雪を見ながら言った。
「うん?」
「もともとよく知らなかったこの道が、雪でますます見分けにくくなってます。このままこの道を進むか、それとも北に針路を転じるかです。北へ向かえば、午《ひる》ごろにはヴィレタの街道に出られるでしょう」
「おまえはもう決めてるようじゃないか」
「ええ、まあ。本当に目的地へ着けるのかどうかもわからない道を探して土地鑑のない異郷を歩きまわるのは、どんなものかと思います」
「わかった、クリク。こういうことにかけては、おまえのほうが目端が利く。針路を北へ変えるという提案に乗ろう。わたしが心配しているのは、国境を越えたところでマーテルの配置した待ち伏せに出会うことだったわけだからな」
「半日が無駄になるぞ」アラスが指摘する。
「この山の中をさまよい歩くことにでもなったら、もっと時間が無駄になる。アザシュとは時間を約束してるわけじゃないからな。いつ行っても歓迎してくれるはずだ」
 一行はぬかるんだ雪の中を北へ向かった。雪と霧雨にぼんやり霞んでいた近くの丘に着くころには、雪は全員の身体に湿った毛布のように貼りついていた。その不快さのせいで、誰もがますます不機嫌になった。アラスとティニアンはときおり冗談を言って雰囲気を明るくしようと努めたが、それも長くは続かなかった。一行は黙々と、憂鬱に馬を進めていった。
 クリクの予想どおり午《ひる》にはヴィレタの街道に出ることができ、一行はふたたび東に向かった。雪が降りはじめて以来、誰かが街道を通った形跡はなかった。厚い雲に瑪沙 射頻瘦面槍閉ざされて夕暮れもはっきりとはわからず、あたりはいつの間にか暗くなっていた。その日は古いがたがたの納屋で夜を明かし、敵地にいるときはいつもそうするように、交代で見張りに立った。
 翌日の午後遅くにはヴィレタを迂回した。どのみち街には何もないのだから、危険を冒すことはない。
「誰もいませんね」街の横を通過しながらクリクが言った。
「どうしてわかるんだ」とカルテン。
「煙が上がってません。この寒さだし、雪まで降ってるんです。誰かいれば火を燃やしてるはずです」
「なるほど」
「出かけるとき、何か忘れ物をしてな」タレンが目を輝かせる。
「気にかけるんじゃない」クリクがぼそりと答えた。
 翌日は少し雪が小降りになり、雰囲気は目に見えて明るくなった。だがその次の日の朝にはまた雪が降りだして、一行はふたたび意気消沈した。
「何でこんなことをやってるんだろうな。どうしておれたちでなくちゃいけないんだ」一日が終わるころ、カルテンがむっつりと尋ねた。
「おれたちが教会騎士だからだ」スパーホークが答える。
「教会騎士ならほかにもいるじゃないか。おれたちはもうじゅうぶんやったと思わないか」
「帰りたいのか。おまえにも誰にも、ついてきてくれと頼んだわけじゃないぞ」
 カルテンはかぶりを振った。
「もちろんそうじゃない。どうかしてた。おれが言ったことは忘れてくれ」
 だがスパーホークは忘れなかった。その晩、騎士はセフレーニアを脇へ引っ張っていった。
「ちょっと問題があります」  


Posted by やそれでは at 11:35Comments(0)